希硫酸流出への対応訓練

今回は、弊社販売事業部で毎年一回実施している、緊急事態対応訓練についてお話したいと思います。

私達が取り扱っている自動車用バッテリーには電解液として希硫酸が入っており、取り扱いを間違うと大変な事故につながります。(参考:過去記事

特に在庫商品や入荷商品、廃バッテリーを管理している弊社倉庫担当者は注意が必要となります。

そこで毎年、倉庫担当者を対象に緊急事態対応訓練を行っております。

今年の訓練内容は、「廃バッテリー保管用のカゴの中でバッテリーが横倒しとなり、希硫酸が漏れ出している」という設定で実施しました。

まず、訓練を始める前に、緊急時に使用するゴム手袋、中和剤(重曹)、雑巾等が準備されているか確認します。

緊急時にはすぐに取り出せるよう、目立つ場所に設置しております。

 

実際にバッテリーを横倒し状態にし、訓練スタート!(実際は液を抜いてあります)

ゴム手袋を着用し、横倒しとなった廃バッテリーを縦に起こし、保管用カゴより取り出しバケツへ入れる。

その次にバッテリーの上部から水をかけ希硫酸を洗い流し雑巾でふき取り。

廃バッテリー保管用のカゴの希硫酸がこぼれた箇所は多量の水で洗い流し、中和と腐食防止をする。

バッテリーを取り出した後のバケツ内へ中和剤を中和反応がなくなるまで投入し中和。(炭酸ガスが発生しなくなったら完了)

中和後は多量の水で薄めて流します。

 

使用した雑巾は中和剤で中和した後、多量の水で薄めて洗浄。ゴム手袋、は多量の水で洗い流します。

これで訓練は終了となります。

訓練終了後は今回の設定で廃バッテリーが横倒しとなったことを踏まえ、保管用のカゴ内へのバッテリーの置き方について検討。

また、使用した中和剤の在庫が少なくなったので補充をすることにしました。

緊急時は気が動転したり、パニックになることがありますが、訓練を行うことで慌てず落ち着いた対応ができるようになります。

大きな事故やケガにつながらないように初期対応ができれば安心です。

毎年一回の訓練ですが、やっているのとやっていないのでは対応のスピードが違ってくると思います。

弊社販売事業部では今後も継続して訓練を実施して万が一に備えてまいります。